レディースファッション

お悩み別!体型カバーのポイントを知れば服選びでもう悩まない

体重はあまり変わらないのに、40代を過ぎた頃からこれまで着ていた服がしっくりこないと感じる女性は多いそう。それは、年齢による体型の変化が影響しているようです。大人の女性のためのスタイリングに定評のある、スタイリストの大草直子さんは、そんなお悩みの尽きないミドルエイジを「おしゃれ更年期」と名付けました。体の内側が大きく変化するように、外見も変化していくゆらぎの世代。これまで似合うと思っていた色やデザインの服を着て「あれ?」「しっくりこない……」と感じたら、新しい服選びを始めましょう。

1.約9割が悩んでいる!?“お腹周り”は視線をずらして

お悩みの堂々トップは「お腹周り」。あるファッション通販カタログ会社が40代~60代の女性を対象に行ったアンケートでは、なんと9割近くの女性が「気になる」と回答しています(※1)。20代や30代の頃と比べて体重はさほど変わらなくても、徐々にサイズ感が変化してくることが「服が似合わない」大きな要因。気になる部分を隠そうとして、自身に合っていないオーバーサイズの服や、丈の長いものでごまかそうとしていませんか? でも、コーディネートによってはかえって太って見えてしまうという残念な結果になることもあるので、注意したいですね。

チュニックともっと良い関係を築きませんか?

「お腹周り」対策で思い浮かぶのが、ゆったりして丈の長いチュニックをトップスに持ってくること。動きやすく着心地も良いアイテムですが、デザインや柄によっては太って見えてしまうことがあります。 同じチュニックのスタイルでも、襟や首・肩などにポイントがあるデザインなら視線が自然と上にいくため、お腹周りに注意が集まりにくくなります。顔に近い首元は明るく、すそに向かって色が濃くなるグラデーションカラーを取り入れるのもおすすめです。チュニックは何かと便利なアイテムですから、上手に付き合いたいもの。バランスを考えながら良い関係を築きましょう。

女性らしさをいかすデザインを選ぶ

チュニックに限らず、丈の長いトップスや上半身にボリュームがある場合は、細身のボトムが好相性です。

なかでもストレッチが効いたレギンスは、履き心地も良く使い勝手の良いアイテム。くるぶしにスリットが入ったリブ素材のタイプは、流行も取り入れつつ足首を華奢に見せてくれる優れものです。

一方で、少しでもスタイル良く見せたいと思うあまり、タイトなトップスを選んでいる人も少なくありません。しかし、ミドルエイジになると、お腹周りはもちろん、知らないうちに背中や肩周りの肉付きが良くなっており、タイトなトップスを着ると、それらを強調してしまうことになります。タイトなラインを出したいつもりが、余計に太って見えたり、老け顔に見えたりしてしまうかも……。

フェミニンなラインを見せたいときこそ、大人として女性らしいフォルムを柔らかく包み込むようなゆとりあるデザインを選ぶほうが賢明です。近年は、デザイン性の高いゆったり目のおしゃれなシャツやブラウスも人気があり、選択肢も広くなっています。胸元が開いているデザインを選ぶ場合は、遊びのあるネックレスを合わせるのがおすすめ。視線が上に行くため「お腹周り」の悩みをカバーできるうえ、華やかなデザインの小物使いでおしゃれ上級者に見せてくれるでしょう。

2.うれしくない“振り袖”はどうすれば良い?

常にお悩みの上位にランクインするのが、上腕。腕を上げ下ろしするたびに「振り袖」のように揺れる二の腕のお肉をスッキリと見せる服はあるのでしょうか? 二の腕で年齢を感じさせない着こなしをするためには、「隠しながら上手に見せる」ことがポイント。上腕の太いところで、ちょうど袖が切れてしまうようなシンプルなTシャツは、腕を太く見せてしまう危険なアイテムかも。着心地が良く便利なワードローブですが、着た時に振り袖部分でちょうど切れていないか今一度チェックをしてみましょう。最近は、シャツやブラウス・ニット素材などのトップスで、袖の長さのバリエーションが豊富になっています。五分袖や七分袖など、自身の腕が細くなり始めているところから「見せる」袖丈を選ぶと、“華奢見せ”をすることが簡単にできるでしょう。また、袖が大きく広がるフレア袖や、風船のような膨らみのあるバルーン袖は、女性らしいデザインで着るのもワクワクするデザイン。フェミニンな装いがお好きな方にうってつけです。

モノトーンカラーならスッキリ見える?

直接的な“振り袖”対策ではありませんが、スリムに見せたいがために黒やダークグレーばかりを選ぶのも、そろそろ見直す頃かもしれません。黒やダークグレーなど、色の濃いものは体をキュッと引き締めて見せる……確かにそのとおりです。しかし、年齢を重ねるにつれ、どうしても顔色がくすみやすくなってしまいます。そこに、マットな黒や濃い灰色などを着ると、顔色が悪く見えて老けたような印象を与えることがあります。とはいえ、黒やグレー・紺といった定番色は、今までもこれからもコーディネートの強い味方。黒ならば、カシミアなどの上質な光沢を備えた素材を選ぶと、顔がくすんで見えにくくなるようです。グレーなどの落ち着いた色は、今までより明るいトーンのものを選んで。顔色がぱっと明るくあかぬけた印象になりますよ。

3.見られています、あなたの背中

うっかり見過ごしてしまうのが、背中のライン。細く見せようとしてキツイ下着やベルトを使っていると、かえって段差ができてしまうものです。まずは、ボディラインに合った下着をつけることが大前提。専門店やデパートの専門コーナーなどで、下着のプロに相談してみると良いでしょう。きちんとフィットする下着をつけるだけで、「背中美人」の基本が作れるはずです。

これまでのアドバイスにも通じることですが、ミドルエイジには「タイトすぎる」服はもう必要ありません。10代や20代であれば、ピタッと貼りつくような着心地が心地よかったことでしょう。ですが、30代も半ばを過ぎる頃から、服とも「付かず離れず」の良い関係が心地良くなるものなのです。ゆとりを持たせつつ、上品な印象を与えるドルマンスリーブは、大人女性の心強いパートナー。シンプルなデザインのペールカラーなど、明る目の落ち着いた色味を選ぶと、色々なシーンで着回せます。たとえば、お友達とのランチなら大ぶりのアクセサリーを合わせて華やかに。仕事の打ち合わせなら、ダークトーンのシガレットパンツを合わせてクールに見せるなど、アレンジも楽しめます。

また、ふわりとした質感ととろみのあるシルクのブラウスも、大人女性にぴったりのアイテムです。上品な光沢を放つ素材は知性やしっとり感を演出するとともに、顔映りも良くなる一石二鳥の効果が期待できます。ただし、どんなに素敵なアイテムを選んでも、背中を丸めていては老け見えに。背筋をしゃんと伸ばして着こなすことで、大人の女性としてのオーラもより輝きます。

自分がうれしくなる新しい“おしゃれ時間”を楽しんで!

「おしゃれ更年期」は、おしゃれをあきらめるのではなく、自分を素敵に見せる服と出合うための絶好のチャンス。鏡に向かう時間を少し増やして、おしゃれへのワクワクを今一度取り戻しましょう。

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