メニュー
カタログ
レディースファッション
公開日:2021/12/14
40代・50代は、年齢に見合う服装のさじ加減が難しい年代かもしれません。着こなしが若すぎたり、反対に落ち着きすぎたりしても“痛いおばさん化してる”と見られがちです。そこで今回は、大人の女性のための痛見え・ダサ見えしないコーデのコツ・ポイントをご紹介します。
40代・50代の大人の女性は、コーディネートのどこかに華やかさを持たせることが大切です。ですが、だからといって花柄やフリルといった甘めのデザインを多用しすぎるとコーデ全体が騒々しく感じられ、痛く見えてしまいます。花柄やフリルを使ってはいけないわけではありませんが、コーデのどこか一ヶ所だけにおさえておくと良いでしょう。
また、同じくペイズリー柄も取り入れすぎると老けて見えがちです。コーデに取り入れる場合は、顔まわりではなくボトムスなど顔から離れた場所で取り入れるのがおすすめです。
年齢を重ねると、つい明るい色はなんとなく「似合わない」と思って避けてしまう方も多いのではないでしょうか?
実はその反対で、年齢を重ねるほどに鮮やかな色合いは似合うようになっていきます。
なので、黒やグレー、カーキ、茶色などの暗い色やくすんだ色でコーデ全体をまとめるのはもったいないですし、逆に老けて見えやすいので気をつけましょう。こちらもコーデのどこか一点に、明るい色を取り入れるだけで見え方が変わります。
お洋服は、ほつれや汚れが目立たなければ長く活用できます。しかし、服としての寿命はまだまだであっても、10年以上前に購入した洋服は処分してしまうほうが得策。というのも、服は10年経つとデザインもシルエットも素材も、たいてい古臭く感じてしまうからです。
これはデニムなどの定番と呼ばれるアイテムにも同じことが言えます。特に普段、洋服を買わない・物持ちが良い方ほど気づかない間に「普通の着こなしなのに野暮ったい」という現象を引き起こしやすいです。この機会に手持ちの服を見直してみましょう。
きれい色のニットを取り入れたオフィスカジュアルコーデ。トップスに発色の良い色を取り入れることで、柄ものに頼らず自然と顔まわりを華やかにすることができます。ニットは今年流行のレイヤード風ニットなど、ひと癖きいたデザインだとなお、おしゃれさが高まって良いですね。ボトムスは動きやすさからパンツを選びがちですが、柔らかなプリーツスカートを組み合わせてフェミニンに仕上げると大人の洗練コーデに。
秋冬に欠かせない、定番人気カーキ色のキルティングジャケットを合わせたコーデ。ボトムスは、ついなじみの良さを考えて黒やグレーを選んでいませんか?
40代・50代の女性におすすめなのは、オフホワイトのパンツ。実はカーキとオフホワイトは相性が良い組み合わせ。コーデ全体もトーンアップするので着こなしが暗くまとまりがちな大人の女性に、ぜひ取り入れていただきたいスタイルです。
パンツはワイドパンツでもOKですが、センタープレスパンツですっきりとまとめると適度なトレンド感も感じられてダサ見え回避につながりますよ。
40代・50代女性がオフィシャルなシーンで着用するスーツは、ぜひライトベージュのセットアップスーツを選んでみてください。シックなブラックやネイビーももちろんNGではありませんが、汎用的な印象が強く野暮ったく見えやすいです。ベージュのスーツはその点、定番ながらも人とかぶりにくい特別感があります。差し色としてスカーフやバッグにワインレッド、もしくはボルドー系カラーを取り入れると色味も加わって、品良く華やかなスタイルになります。
ちょっとしたパーティーやお出かけシーンにおすすめなのは、Iラインシルエットのニットワンピース。Iラインシルエットのニットワンピは、20代〜50代以上と幅広い年代層によく取り入れられている冬のアイテムです。シンプルなデザインなので、基本的に誰が着ても痛く見える心配はありません。ただ、40代・50代の大人コーデは上品シックにまとめるのが鉄則。深みのあるグレー・小物はブラック・差し色にパープルなどの色を一色加えることでモダンな印象を与えられます。
大人の女性のカジュアルコーデがダサく見えてしまう原因の一つは、素材の安っぽさが挙げられます。
例えば、薄くヨレヨレの生地でまとめた服装は、なんだか老けた印象に見えますよね。大人の女性に似合う上質なコーデには、生地をたっぷり使ったスカート・立体的なシルエットのアウターなど良質な素材を加えることが大切です。幾重にも生地が重なったボリュームスカートは50代の女性にもよく似合うので、ぜひお試しを。ただし、コーデが甘くなりすぎないようにベージュと黒を基調としたシックな配色でまとめてみてください。
上下どちらもゆったりシルエットのトップスとボトムスを組み合わせたコーデ。こちらは本来、計算なしに着ると着膨れを起こし、ダサ見えの要因になります。しかし、ハリ感のあるトップスに立体的なシルエットのボトムスを組み合わせれば、ゆったりシルエットでもきちんとスタイルアップして見えます。また、ボトムスは足首が見える丈を選び、トップスはお尻が隠れる丈を選ぶのがおすすめです。それ以上長い丈を選ぶと、コーデが間のびしてダサく見えやすいので気をつけてください。
カジュアルシーンでも使えるニットワンピース。ただ、オンコーデと違ってオフコーデでは、細身のパンツを重ね着したスタイルでラフさときちんと感を演出。パンツはワイドパンツなどの太めのものではなくスキニータイプのパンツを選んでおくと、着太りを回避できます。
また、バッグはミニタイプのチェーンバッグ、ロングのネックレスをプラスして程よく光り物を取り入れましょう。メタリックモチーフのアイテムが加わるだけでコーデの野暮ったさが防げます。
「年齢にかかわらず、好きなおしゃれを楽しみたい。」もちろんそれも素晴らしいですが、年齢にマッチした着こなしを知っているのと、知らないのとではおしゃれの完成度も大きく変わります。特に今回ご紹介したような痛見え・ダサ見えは多くの方が気づかない間にやってしまいがちなので、ぜひ気づいた時にチェックをしてみてくださいね。
執筆者紹介