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50代におすすめ!アラフィフ女性向け、面長・丸顔をカバーする髪型、アレンジ法!

公開日:2021/12/14

50代におすすめ!アラフィフ女性向け、面長・丸顔をカバーする髪型、アレンジ法!

「毛先がパサパサしてまとまらない」「髪にツヤがなくなってきた」「白髪が目立つ」など40代・50代と年齢を重ね、髪の悩みが増えた方は多いのではないでしょうか。特に50代は「年齢による髪質の変化」が出現しやすい世代。もちろんヘアケアの方法を見直すことも大切ですが、髪型を変えるだけでより美しくなることもできます。
トレンドも大事、私らしさも大事、何より似合っていることが大事。アラフィフ女性の髪型や髪の悩みを軽減できる方法を、現役の美容師がお伝えします。

50代女性に似合う髪型は?髪の悩みを解決してくれるヘアアレンジ法はある?

50代女性が抱えがちな髪の悩み

50代女性の悩みとして圧倒的に多いのは「髪質の変化」です。個人差はありますが「髪にハリが無くなってきてペタンコになってしまう(ボリュームが出ない)」「クセ毛が強くなり、まとまらない」などなど。実際サロンで美容師をしていて、これらの悩みのうち一つは必ずと言っていいほどお客様に当てはまります。
こうした髪質が変化する原因として、髪の主成分であるケラチン(タンパク質)が関係しています。ケラチン(タンパク質)は髪全体のおよそ80%を占めています。そのケラチン(タンパク質)内にはタンパク質同士を繋ぐシスチン結合というものがあります。年齢とともに出現する髪質の変化は、このシスチン結合が年齢とともに減少していくことが要因として挙げられます。
他にも「以前は感じていなかったけれど、今の髪型が似合ってないような気がする」という声も多いです。美容師として、こうしたお悩みを打ち明けてくださったときは、実はとても嬉しく感じています。

ヘアケア(メンテナンス)法で、髪の悩みは軽減できる!

先ほど挙げたお悩み(髪質の変化)を一つひとつ見ていきましょう。

50代女性の髪の悩みとヘアケア法
①:髪にハリがなく、分け目やつむじが気になる

まず「髪にハリが無くなってきてペタンコになってしまう」というお悩み。圧倒的に多いのがトップのボリュームが出なくなってしまうこと。

分け目とつむじの存在感が以前より増したと感じている方もいるかもしれません。 解決方法はとてもシンプル。それは「分け目を無くすこと」です。分け目をなくすためには、髪の乾かし方を変えましょう。

具体的な乾かし方として、まずは分け目を消しながらドライヤーを当てます。右側の髪は左に向けて、左側の髪は右に向け交差させるように風を当てます。この時、上から風は当てないよう注意しましょう。なるべく髪の根元を起こすように下側から風を送り込み、根元を立ち上がらせるようなイメージで行います。
この時に重要なのが、ドライヤーを使うタイミングです。なるべく水分量が多い状態(しっかりタオルドライした直後くらいの水分量が目安)で乾かしはじめることがポイント。時間が経ってしまうと自然乾燥してしまい髪の水分が少ない状態になります。この状態からだと上手な乾かし方ができませんのでご注意を。

50代女性の髪の悩みとヘアケア法
②:髪にツヤがない

「髪にツヤがなくなってきた」という声も、よく聞くお悩みです。
「高級なトリートメントを使った方がいいのかな?」と質問されることがとても多いですが、基本的なケアができていなければいくら良いもの(高いもの)を使ったとしても、満足のいく効果は出ないでしょう。
髪のツヤを生み出すのはキューティクルです。髪の表面にあるキューティクルを整えてあげると髪にツヤが出ます。
そんなツヤを生み出す一番手軽な方法は「熱」です。ヘアアイロンを通すことでツヤは出ます。
また、「熱」の力を借りるにはコツがあります。それは「なるべく夜のうちに済ませておくこと」です。寝ている間にも髪の内部の水分は、空気中に逃げていきます。水分量が少なくなった髪に熱を加えてもキレイにはなりません。ドライヤー直後の、ちゃんと乾いていて毛髪内部に水分がある状態で「熱」を使いましょう。
熱をうまく扱えるようになると「毛先がパサパサしてまとまらない」という悩みも解決できますよ。
(※高温の熱は髪のダメージの原因になります。特に、ホームカラーなどでケミカルダメージが顕著な髪に「熱」は逆効果の場合があります。また、髪質に応じて適切な温度がありますので、髪質を見てくれている美容師さんに相談してみるのがベストです。)

しかし「ヘアアイロンを使うと髪のダメージが気になる…」という方も少なくないでしょう。そんな方におすすめなのはブローです。カールドライヤー(くるくるドライヤー)でも構いません。ハンドブローだけでなく、プラスαのメンテナンスで髪のツヤを取り戻しましょう。

50代女性の髪の悩みとヘアケア法
③:白髪が気になる

「白髪」に対してのお悩みは、数で言うとトップクラスです。私も美容師として、毎日この悩みと向き合っています。「白髪」についてちゃんと書いていくとなれば、この記事で収めるのは困難でしょう。一言だけ添えるならば、50代からの白髪染めは「隠す」のではなく「生かす」方向にシフトしていくことをおすすめしています。

「生かす」と言ってもいろんな方法があるので、こちらも担当美容師に相談してみましょう。
なじみの美容師とのやり取りの場合「(白髪染めは)前回と同じで」というオーダーが前提になっていることが多いので「(白髪は)隠すのではなく生かしていきたい」とオーダーしてみてください。白髪にポジティブに向き合えている女性は、とても素敵で美しい方ばかりです。ぜひ、これを機会に白髪を「隠す」から「生かす」に変えてみてはいかがでしょうか。

髪型でお悩みをカバーする

アラフィフ女性が抱える髪のお悩みを、最も効果的に解決してくれる方法がヘアスタイルチェンジです。髪の毛だけでなく、さまざまな変化にお悩みになっている方も多いでしょう。そんな時は思い切って髪型を変えてみましょう。髪型を変えるだけで気持ちが前向きになる方が多いですよ。

大人女性におすすめの髪型は、なんと言ってもショートスタイルです。
ショートと言っても、ショートボブやボブも含みます。ショート〜ミディアム(鎖骨周辺の長さ)までの長さのスタイルが圧倒的に作りやすいです。
ロングになると、髪一本の重みでトップが潰れやすくなります。また、毛先のダメージが目立ってしまうことも。さらに、輪郭やお顔のパーツに似合わせるとなると前髪で調整することしかできません。ショートの場合、髪の毛すべてがお顔周辺にあるため、全ての髪を駆使して最適な髪型をご提案できます。
輪郭やお顔のパーツ、骨格、髪質を考慮してシルエット、前髪、カットライン(質感)、ウェイトを自在にコントロールできるのがショート〜ミディアムスタイルの強みです。女の知性が宿ると言われている後頭部もショート〜ミディアムだからこそ、際立たせることができます。
2021年秋冬のトレンドであるハンサムショートや、レイヤーの入ったボブスタイル、ウルフスタイルも全てショート〜ミディアム間に収まっています。それはなぜか。美容師にとって似合わせが容易且つ、それぞれの女性に似合うヘアスタイルを作ることができるからです。個人的には、大人女性へのスタイルの提案として「トレンド志向はスパイス程度の隠し味的要素で取り入れる」ことをおすすめしています。「流行っている髪型は若い女性がするものでしょ?」という言葉をよく耳にしますが、そんなことありません。 トレンドは決して若い方だけのものではありません。スパイス程度の隠し味的要素で取り入れるというのが大人女性のトレンドの使い方です。

面長な50代女性におすすめの髪型、ヘアアレンジ法

基本的に似合う髪型を作る方法として、輪郭やお顔のパーツに合わせていきます。その中でも、簡単な方法のひとつに「髪型と顔の輪郭のシルエットを似た形で作る」というものがあります。これはどの世代にも当てはまる、大変便利で簡単な似合わせの方法です。

イメージしてみてください。例えば面長さんが丸いあごのラインで作るボブスタイルにしたら、すごく面長が強調されてしまいます。これでは似合っていると言えません。面長さんには縦型のスタイルが映えます。長さは鎖骨くらいまでのミディアムの領域です。長さがある程度ないと丸さが出てしまいます。

前髪を作って面長をカバーするという方法も一般的によく使われていますが、どうしても幼い印象になりがちです。前髪はお顔のパーツの形、自身が持つ雰囲気やイメージ、好みに合わせて作ると良いでしょう。
縦長シルエットと言っても、例えばフェミニンな雰囲気であれば縦長のひし形がピタッときます。落ち着いた印象で作るのであれば低めのウェイトを持たせたひし形で作ります。毛先の質感(ラインが残っていたり、巻いたりパーマで動かしたり)でもガラッと表情が変わります。とにかく大事なのは、「シルエットは髪型と顔の輪郭の相似で作る」こと。面長さんは、鎖骨周辺の長さでスタイルを作ることでお似合いになるでしょう。

丸顔な50代女性におすすめの髪型、ヘアアレンジ法

ここでもイメージしてみましょう。丸顔さんがストレートのロングスタイルだったら、丸顔が強調されてしまいます。ヘアスタイルは、髪の長さが短くなるほど丸くなっていきます。頭が丸いから当然ですよね。なので丸顔さんにはショート〜ボブ(あごライン付近の長さ)の領域で作るのがおすすめです。丸顔さんは可愛く幼く見えやすいので、お顔のパーツによっては前髪無しのスタイルを作ったり、流すように作ったりして全体のイメージにフィットさせていきます。
シルエットにメリハリをつけるのも良いでしょう。ひし形にしたり、くびれを作ったりすることも可能です。ひし形のシルエットを作る時は縦のラインよりも横のラインを長く設定して作れば、丸みが残って輪郭補正ができます。

また、ベース型の輪郭の方には「前髪の幅を狭くして顔の外側を隠す」っていう方法もよく使われますが、髪で顔を隠すと印象が暗くなりがちです。できれば、思い切ってお顔を出して髪型のシルエットでカバーする方が、活発で明るく生き生きした印象になります。

50代の髪の悩み…。まずは美容師に打ち明けてみては?

20年近く美容師として色んな女性と接していると、アラフィフ世代は一つのターニングポイントになっていると感じます。悩みを一人で抱え込んでしまう方もいれば、話題の一つとして冗談を交えながら気軽に話してくださる方もいらっしゃいます。もちろん、美容師は髪を切るだけでなくその方のココロの変化も感じながらカラダにもココロにも似合う髪型を模索し続けています。まずは些細なことでも構いませんので、美容師に悩みを打ち明けてみませんか。年齢による髪質の変化は誰しもに起こります。髪の悩みを自信に変えることができるのは、ポジティブに悩みと向き合う気持ちと美容師の腕にかかっています。エイジングを「隠す」から「生かす」に変える大切な期間と捉えてみてはいかがでしょうか。

執筆者紹介

名前
松田航太(まつだこうた)
プロフィール
株式会社MIXER代表取締役。会社員美容師を経て2018年に独立し、大阪心斎橋でmixer(ミクサー)という美容室で美容師をしています。サロンワークの傍ら、noteを書いたりしてます。寝ても覚めても髪のことを考えています。