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洗濯表示の意味をプロが解説!注意したい表示や、手洗いが必要なケースは?

公開日:2021/10/26

洗濯表示の意味をプロが解説!注意したい表示や、手洗いが必要なケースは?

お気に入りの衣類が洗濯後に縮んでしまったり、色あせしてしまったり…なんて経験はありませんか?もしかするとその衣類に合った洗濯ができていなかったのかもしれません。今回は洗濯表示を見る際のポイントや手洗いのコツをプロが解説していきます。洗濯方法やお手入れ方法を表示や記号から読み取り、お気に入りアイテムをできるだけ長く活躍させましょう。

そもそも洗濯表示とは?新しい洗濯表示記号の意味について解説

そもそも洗濯表示の意味・目的は?

衣類の内側についたタグに、いくつかの記号と小さな文字が記載されていることをご存知の方は多いでしょう。これは洗濯表示といって、その衣類についての正しいお手入れの仕方が示されています。電化製品でいうところの「取扱説明書」のような存在です。衣類を傷めないための大切な情報が詰まっていますので、必ず確認するようにしましょう。

新しい洗濯表示記号とは?

2016年12月、日本独自の洗濯表示から国際規格(ISO)に則った洗濯表示に切り替わりました。衣類の輸入・輸出が増えてきたこともあり、世界基準に統一した記号が記載されるようになったのです。旧表示を見ると記号の中に「弱」や「ドライ」などの日本語が書かれていますが新表示には数字とアルファベットのみの記載なので様々な言語に書き換える必要もなく、世界共通の表示として使用されています。現在の新表示の見方をマスターすれば、世界中どこの国で購入した衣類でも迷わず上手に洗濯できるということになります。

特に気をつけたい洗濯表示をプロが解説!

まずは5つの基本記号に注目

実際に洗濯表示を見てみると「色々な種類があって、覚えられそうにない…」と面倒に感じる方もいらっしゃるかと思います。記号は全て数えると41種類にもなるので一つひとつ覚えていくのは確かに大変です。けれども、外側の枠の部分だけに注目してみると実はおおまかに分けると5種類の記号で構成されているのがわかります。5種類の基本記号はそれぞれ洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングの各処理を示しています。

  • 洗濯
    (桶マーク)

  • 漂白
    (三角マーク)

  • 乾燥
    (四角マーク)

  • アイロン

  • クリーニング
    (〇マーク)

基本の記号に「…」「×」などの付加記号や数字が組み合わされることで、その衣類の適切な処理を表す記号となります。洗濯(桶)やアイロン処理は記号からイメージしやすいですし、5種類であれば覚えるのも難しくないのではないでしょうか。まずはこれらの基本記号が洗濯において、どの処理を表しているのかを判別できるようにしておくとよいでしょう。

付加記号は「強さ」「温度」「禁止」を押さえましょう

基本記号を覚えたら次は付加記号です。
実際の洗濯表示に記載が多い付加記号は以下の3種類なので、まずはこちらを覚えていれば安心です。

1、「洗濯」マークに付加する水流の強弱を表す記号と洗濯液の上限温度の数字

  • 水温40度を限度に洗濯機使用可

  • 水温40度を限度に弱水流で洗濯機使用可

  • 水温40度を限度に非常に弱い水流で洗濯機使用可

デリケートコースなど機種により表示は異なりますが、下線が付いた洗濯表示の衣類の場合は優しく洗うコースを選びましょう。洗剤もおしゃれ着洗い用を使用することで生地の傷みや毛玉などを防ぐことができます。

2、「アイロン」マークに付加する温度の高低を示す記号

  • 低温でスチームなしでのアイロン使用可(110度を限度とする)

  • 中温でアイロン使用可(150度を限度とする)

  • 高温でアイロン使用可(200度を限度とする)

3、禁止を意味する×

  • 漂白剤の使用禁止

  • 洗濯後のタンブル乾燥禁止

また衣類によっては5種類全ての基本記号が記載されていないケースもあります。その場合はその記号が意味している全ての処理が可能と認識します。例えば「アイロン」マークが記載されていない衣類の場合は「高温アイロン処理可能」ということになります。

手洗いが必要な洗濯表示マークは?手洗いのコツについても解説。

手洗いが必要な洗濯表示マーク

衣類の素材やデザインによっては、洗濯記号に手のひらマークが付加された表示が付いていることがあります。これは洗濯機で洗うことはできませんが手洗い可ということを意味します。洗濯機の「デリケートコース」や「手洗いコース」のような優しい洗い方を選択したとしても衣類が傷む(縮みや色落ちなど)可能性があります。お気に入りの大切な衣類を長く楽しむためにも、このマークが記載されている衣類のケアは手洗いをおすすめします。

手洗いのコツ

汚れが付いた際は、なるべく早めに洗いましょう。時間の経過と共に汚れは落ちにくくなってカビやシミの原因にもなります。衣類の手洗いと聞くとすごく面倒な作業のように感じますが、慣れてしまうと意外とスムーズにできるものです。最低限準備するものは手洗い用の洗剤と柔軟剤、洗濯ネットの3つです。洗面ボウルにぬるま湯をためてもいいですし、入浴のついでにお風呂の洗面器で洗ったり、家事の合間にキッチンのシンクで洗い桶を使って手洗いしたりする方もいらっしゃいます。
手順としては洗剤の容器に表示されている割合で洗濯液を作り優しく押し洗いし、ネットに入れて洗濯機の脱水を10秒だけかけるか、もしくは厚手のバスタオルに挟んで上から軽く押して水気を絞ったあとすすぎ(すすぎの回数は洗剤の説明通りにします)、再度脱水して完了です。干す際も洗濯表示に従った方法で干しましょう。平置きで陰干しが型崩れの心配がなくおすすめです。

洗濯表示を理解して正しいお手入れをしましょう

お気に入りの衣類は出番が多いので洗濯の機会も必然と多くなります。洗濯表示を正しく理解し、それぞれの衣類に合った洗濯ができればキレイな状態で衣類を長持ちさせることができます。適正なお手入れのコツをつかんで、一層おしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。

▼参考資料
消費者庁「新しい洗濯表示」

執筆者紹介

名前
出口知子
プロフィール
整理収納アドバイザー
お掃除スペシャリスト・クリンネスト2級認定講師
株式会社ハート・コード(https://heartscode.com/)にてお片付けや掃除でお困りのお宅にて現場作業を行い、各家庭に合った収納用品や効率良いお掃除方法を提案している。のべ1000件のお宅をととのえた経験を活かし講師としても活動中。